　【明慧日本2025年11月29日】（遼寧省／明慧記者）遼寧省葫蘆島市竜港区西山坡に住む法輪功学習者・陳素珍さん（76）は、20年前に脳血栓を患ったことがあるが、法輪功を学んでからは身体が次第に良くなり、健康になった。しかし近頃、陳さんは警官による度重なる嫌がらせを受けており、警官は特別警察まで動員した。

　1回目の嫌がらせ

　10月23日17時40分頃、陳さんは家に押し入った大勢の警官により連行された。数十人の警官は特別警察車両でやってきて、さらに数台の普通乗用車も同行していた。特別警察は陳さんの家を包囲し、客間にも寝室にも特別警察官、一般警官、補助警官でぎっしりと埋め尽くされていた。警官らは制服を着ておらず、補助警官は制服を着ていた。

　彼らは家中を荒らし回り、5〜60冊の法輪功書籍と数百冊の卓上カレンダーを押収し、さらに執行記録機械で撮影していた。19時頃、彼らの一部は別の法輪功学習者の家へ嫌がらせに向かったが、西街派出所所長、補助警官・魏佳、街道主任らは20時過ぎまで残っていた。

　第2回目の嫌がらせ

　翌10月24日午前、前夜一睡もできなかった陳さんがベッドで休んでいたところ、西街派出所の男女の警官3人が突然押し入り、彼らが捏造した罪名の書かれた書類への署名を強要した。陳さんは前日の大勢の特別警察による威圧の恐怖と徹夜の疲労で精神が弱り、やむなく署名させられた。

　3、4日後、体力の衰えた陳さんは、優しい友人に連れ出され看護を受けることになった。しかし派出所は尾行人員を増やし、制服姿の補助警官や社会の無職者らを動員して、家の下に停めた乗用車や宅配車の中に待機し、野菜を買いに行くにも付きまとい、ある時は病院のトイレにまで尾行した。彼らは通話を盗聴したり、至近距離で携帯電話を向けて撮影したりし、陳さんが友人宅から帰宅した後も、引き続き監視を続けた。

　3回目の嫌がらせ

　11月9日15時頃、西街派出所の男女警官3人が再び陳さんの家に押しかけ、ドアや窓を激しく叩き「警察だ」と叫んだ。娘は不在であり、陳さんはドアを開けなかった。80代の夫は心臓にステントを入れており、その体調は度重なる恐怖に耐え難い状態であった。

　4回目の嫌がらせ

　11月11日14時過ぎ、親切な友人が電動バイクで陳さんを見舞いに行ったところ、白い乗用車に乗った迷彩服姿の男性が、友人の電動バイクの荷物箱をこじ開けようとした。バイクの持ち主である友人が戻って来て止めたため、男性の犯行は未遂に終わった。