文／中国の大法弟子

　【明慧日本2025年12月7日】私は今年もうすぐ70歳になります。1997年に法を得た高齢の大法弟子です。これまで28年間修煉してきました。

　私は25歳の時に肺結核を患い、その後ますます重くなり、末期には吐血するようになりました。当時の私はやせ細って体重が50キロにも満たず、風の強い日は外出さえできませんでした。長年、結核病院に入院していましたが、初めのうちは病院も受け入れてくれたものの、後には受け入れてくれなくなり、医者から「あなたの病気は薬では治せません。家に帰りましょう。もう来ないでください」と言われました。

　その頃の私は吐血の症状があり、まるで噴き出すように血を吐きました。一度血を吐くと、ゴミ箱半分ほど吐いてしまい、激しい雨のようで、恐ろしいものでした。両親のお金はほとんど私の治療に使い果たされ、妹も必死に働いて治療費を稼いでくれましたが追いつかず、さらに親戚や友人からも多く借金しました。当時の生活は本当にとても苦しいものでした。

　1997年のある日、私は最後のつもりで病院へ行き、医者からいくらか薬をもらい、さらに個人診療所で3000元あまりの薬を処方してもらって家に戻りました。まもなく、叔母の家で師父の広州説法ビデオを観るというので、見に行きました。九講のビデオを見終わった後、私はすべてを理解し、すぐに3000元分の薬を捨てて、五式の功法の学習を始めました。

　修煉の初期にはまだ吐血しましたが、量はそれほど多くなくなり、以前とは症状も違っていました。私は、これは師父が私を見守り、身体を浄化してくださっているのだと分かっていたので、少しも恐ろしくありませんでした。

　これほど素晴らしい高徳大法を得られて、私は本当に嬉しく、会う人ごとに大法は素晴らしいと伝えました。洪法の活動があれば、どんなものでも積極的に参加しました。

　ある時、田舎へ洪法に行った時のことです。ちょうど私は消業の最中で、吐血しており、小さな桶が真っ赤になるほどでした。妹が「おばさん、姉を行かせないでください。さっき一杯分の血を吐いたばかりなんです」と言いました。私はおばさんに「先に行っててください。私は少ししてから行きます」と言いました。その時、世話人も来て、「行けるなら行きましょう。無理はしないように」と言いました。私は「行きます」と答えました。

　少し落ち着いたところで、私は妹に自転車で押してもらいながら洪法の場所へ向かいました。まだ着かないうちに、ある同修が慌てて走って来て、「どうして押してもらっているの？自転車を貸して！　急用があるの」と言い、そのまま自転車に乗って行ってしまいました。私は全身に力がなく、その道のりを歩いては休み、歩いては休み、やっとの思いで洪法の場所に着きました。

　同修たちはみんなで集団煉功しており、私は少し座った後、一緒に煉功しました。すると時々また血が込み上げてきて、地面に血を吐きました。しかし帰る時には、全身に力が戻り、自分で歩いて帰ることができ、精神状態もすっかり変わり、顔色は真っ青から赤みを帯びた健康的な色になっていました。それ以来、私は燕のように身軽になり、健康を取り戻し、この二十数年、一錠の薬も飲んでいません。

　私はどうして自分に肺がないと分かったのでしょうか？　それは、ある迫害の出来事から始まります。当時、私は法を実証するため北京へ行きました。地元には私の記録が残っていたため、「610弁公室」の人がたびたび嫌がらせに来て、洗脳班が開かれるたびに強制的に連れて行かれました。ある時、彼らは私を隣の市の洗脳施設へ連れて行きました。入った途端、警官が「三種類の人は受け入れない。性病、肺結核、そして伝染病だ」と言いました。

　私は「私は以前、肺結核で吐血していましたが、法輪功を学んで良くなりました。もしあなたたちが迫害して、私の病気が再発したら責任を取ってもらいます」と言いました。すると警官は「お前が病気だと言ったら病気なのか？　公安病院でレントゲンを撮れ」と言い、私を連れて行きました。

　公安病院でレントゲンを撮り、医者は驚き、フィルムを見ると、肺の部分が真っ白で、肺がまったくなく、どこにも見当たらなかったのです。医者は慌てて「行け、行け、早く私から離れろ！」と言い、医者も警官も急いでマスクをつけました。私は医者が警官に言う言葉も聞きました。　「この人には肺がない。本当に奇妙だ。どうやって呼吸しているんだ？　どうやって生きているんだ？」。こうして警官は私を家に帰しました。それ以来、洗脳班が開かれても、彼らはもう私を嫌がらせに来なくなりました。

　この健康診断を経て、私は自分に肺がないことを初めて知りました。おそらく長年の肺結核による吐血で、肺が破れて無くなってしまったのでしょう。私が生きていられること自体が大法の奇跡であり、しかも呼吸にはまったく支障がなく、仕事する際の体力も正常なのです。

　私の経済状況は一般的で、多少の年金がありますが、お金にはあまり執着していません。私にとってお金は大法のための資源です。夫が働いて稼いだお金もすべて私に任せてくれるので、私は一万元、また一万元と資料拠点を支援し、これまでに10数万元を支援してきました。

　私は自分の物質的な要求がとても低く、食べ物や衣服にも節約しています。長年服を買ったことはなく、下着から外衣まで全て皆が譲ってくれたもので、着られればそれで良く、選り好みもしません。食べ物にもこだわらず、お腹が満ちればそれで満足です。

　その後、私はあえて当時洗脳施設があったあの街へ行き、私を迫害した武装警察に真相を伝えに行きました。事前に警官に電話すると、警官は駅まで迎えに来てくれました。私は自分の身体がどのように健康を回復したか、そして善良な人を迫害することがどれほどの業をつくるかを話し、今後は大法弟子に良く接し、もう迫害をしないようにと諭しました。警官は三退はしなかったものの、大法弟子が危険を承知で真相を伝えていることを理解し、今後は迫害への参与が控えるようになるだろうと感じました。

　人を救う面では、私は主に真相資料を配ることを続けてきました。20年以上、一度も途切れたことがありません。資料を配りに出かける前には、必ず家で正念を発し、師父にご加持をお願いし、邪悪の妨害を解体してから出発します。そのおかげで、これまで一度も危険なことや波乱はなく、平穏に、着実に師を手伝い法を正す道を歩むことができました。今、法を正すのは終盤に差し掛かっており、私は自分に対してより厳しく要求し、毎日朝2時に起きて煉功しています。

　私の地域には高齢の同修が多く、私の体験談も本当はネットに載せて多くの人に知ってもらいたかったのですが、文章を書けて投稿できる人が見つからず、ずっと叶いませんでした。今年になって交流原稿を書きたいという思いがさらに強くなり、師父が縁のある人を按排してくださり、その方が私を手伝ってくださいました。

　万能で偉大なる師父に心から感謝します。今生で師父にお会いできたことは、私にとって最大の光栄であり、師父と共に法が人間界を正す時期に在ることは、言葉で言い尽くせないほどの誉れです。私の物語を見たより多くの人が励まされ、大法に歩み入り、この最後の機縁を大切にし、心を一つにして来世へ、そして天国へ帰る道を歩んでくれることを願っています。