　【明慧日本2025年12月15日】四川省成都市郫都区徳源鎮在住の法輪功学習者・戴翠苹さん（または戴翠萍）（60代）は、2025年7月14日夜、成都市高新産業開発区（以下、高新区）西園派出所の警官・張海、楊傑らによって自宅に押し入られ、連行された。戴さん宅の法輪功関連書籍、法輪功創始者の写真、プリンターなどの私物を捜索し持ち去った。戴さんは現在、成都市留置場に不当に拘禁されており、市高新区検察庁に起訴された。

　7月15日、戴さんの家族は派出所に状況を尋ねに行ったが、事件担当警官・張海から、戴さんは不当に刑事拘留されたことを告げられた。それによると、錦頤園第1期コミュニティーの警備員・衛玉豊からの通報があったという。錦頤園第1期コミュニティー内で法輪功のちらしを配布している者がおり、警察は監視カメラの映像を確認した結果、戴さんであると断定したとのことである。9月28日、戴さんの娘は警官・張海に、捜査は違法であると説明する手紙を送った。

　10月27日、戴さんの娘が高新区検察庁の事件管理センターで母親の情報を照会した後、数回にわたる問い合わせに対し、職員は担当検察官の情報を教えることを拒否した。10月30日、戴さんの娘は高新区検察庁の事件管理センターで、親族・友人による弁護申請を直接提出した。しかし、窓口の職員は、戴さんの案件がすでに検察庁に提出されていることを否定し、娘をごまかそうとするものであったが、最終的に別の職員が出てきて、娘に「自宅で通知を待つように」と告げた。

　11月3日、戴さんの娘は、成都市高新区検察庁公訴処、成都市検察庁、成都市紀律検査委員会・監察委員会に対し、戴さんを無罪釈放するよう求める勾留の必要性に関する申請書をそれぞれ送付した。11月4日には、12389（ホットライン）に成都市高新区西園派出所の不当な捜査について苦情を申し立てた。11月11日、上記の申請について回答がなかったため、戴さんの娘は、成都市高新区検察庁検察長宛ての投書箱に再度申請書を送付した。

　11月21日、戴さんの娘は、成都市検察庁の陳情部門に対し、高新区検察庁が規定時間内に申請に回答しなかったことについて苦情を申し立てた。11月26日、戴さんの娘は自ら検察庁へ赴き、勾留の必要性に関する申請の結果通知を受け取った。その際、担当の曹検察官と傅助理に面会した。娘は、母親である戴さんを刑法第300条に基づいて拘禁することは不当であると説明し、同時に、母親が不当に起訴された件を追及し続けると表明した。

　法輪功は佛法であり、法輪功学習者は真・善・忍に従って心を修め善に向かっており、社会に百益あって一害もない。法輪功の資料は、人を善に導き、良い人間になるよう教えるものであり、完全に合法である。1998年8月11日『北京日報』は北京市での朝の運動を紹介する記事を掲載し、特に法輪功に言及するとともに、法輪功学習者の煉功の写真を大きく載せた。1998年10月20日には、中国国家体育総局が長春とハルビンに派遣した調査チームのリーダーが法輪功に関する調査を行った後、法輪功の健康増進効果および社会の安定と精神文明の促進における役割を肯定した。

　中国共産党は政権を奪取して以来、血なまぐさい嵐を巻き起こし、周期的な様々な政治運動を通じて、中国の半数以上の家庭を迫害し、8000万人の罪のない中国国民を殺害してきた。この死亡者数は、2度の世界大戦における死者の総和を超えている。さらには、伝統的な儒教・仏教・道教の文化、貴重な歴史的文物を故意に破壊した。今や真・善・忍を実践する善良な人々を迫害し、人々の心の中にある道徳や善悪を徹底的に破壊し、転倒させ、偽り、悪、闘争が中国全土で横行している。なぜこのような社会に生きていて悲しくないのだろうか？　なぜさらに拍車をかけるのだろうか？　現在、天災人災が次々と起こっているが、それは悪行に対する、人々への天の警告である。なぜまだ目覚めないのだろうか？！

　法輪功への迫害は、天にも比肩（ひけん：肩を並べること、匹敵すること）する大罪を犯すことであり、真に自らを迫害していることである。近年、官僚社会では「30年遡及（そきゅう）調査」が行われ、中共の各級幹部が調査されている。そして、尋問され、調査されることは報いの始まりに過ぎず、さらに天理による厳罰が待ち受けている。近隣住民の証言によると、かつて戴さんの外出を長期にわたり監視していた馬莉は、癌を患い、2025年11月に死去した。享年46歳。全ての中国人が、この不当な迫害の犠牲者である。法輪功への迫害に引き続き加担している者たちに対し、今すぐ悪事を止め、善行に転じ、自らの将来に一縷の生機を残すよう忠告する。関係部門および関係者が勇気を出し、善良な道を選び、子孫のために公平で正義ある生活環境を築くことを希望する。