　【明慧日本2025年12月15日】法輪大法情報センターは12月10日の国際人権デーに米連邦議会で人権展示会を開催した。法輪功学習者（以下、学習者）は、26年以上続く中国共産党（以下、中共）による法輪功への迫害の実態を訴えた。複数の議員が視察し、中共への圧力強化を表明した。

'图1：二零二五年十二月十日，法轮大法信息中心在美国国会主办人权展会，参观者在展位前与法轮功学员合影。'

法輪大法情報センターは12月10日の国際人権デーに米連邦議会で人権展示会を開催

'图2：二零二五年十二月十日，法轮大法信息中心在美国国会主办人权展会，法轮功学员王珊珊（右一）向美国国会众议员金映玉（左一）讲述父母因修炼法轮功遭受中共迫害的经历。'

神韻芸術団の元アーティスト・王旋さんと姉の王珊珊さんが米下院議員ヤング・キム氏らに両親が受けた迫害を伝える

　米下院議員ヤング・キム氏ら　法輪功迫害に耳を傾ける

　神韻芸術団の元アーティスト・王旋さんと姉の王珊珊さんは、米下院議員ヤング・キム氏らに両親が受けた迫害を伝えた。父親は4回不法拘束され健康を損ない2009年9月に死去、母親の劉愛華さんは現在も拘束中という。

　71歳の劉さんは過去25年間で11回拘束され、10年以上を獄中で過ごした。2022年7月に出所後1年足らずで長沙市公安局開福分局新港派出所の警察が再び秘密裏に拘束、2023年3月に懲役4年の判決を受けた。罪状は「『法輪大法は素晴らしい』と民衆に伝えた」「自宅で法輪功書籍が発見された」のみだった。

'图3：神韵艺术团前领舞演员王旋和姐姐王珊珊向一位参观者讲述法轮功受中共迫害的<span class='voca' kid='62'>真相</span>。'

神韻芸術団の元アーティスト・王旋さんと姉の王珊珊さんは来訪者に法輪功と迫害について伝える

　王珊珊さんは「1996年に両親と4人きょうだいで法輪大法の修煉を始め、真・善・忍の理念に従い心を正してきた。1999年の迫害開始後、幸せな家族はばらばらになった」と述べた。彼女自身も信仰放棄の誓約書を拒否したため洗脳施設送致と強制堕胎の危険に直面、当時1歳3カ月の長女と強制的に引き離され、離婚を強いられて海外に逃れた。

　「母だけでなく中国大陸では無数の法輪大法弟子が不法拘束され迫害を受け、死に至らされている」と王旋さんは語った。「米政府が中共による法輪大法への迫害を止めるよう支援してほしい」

　キム議員「米国は中国共産党への圧力を強めるべき」

　キム議員は下院外交委員会インド太平洋小委員長を務める。同氏は取材に「法輪功学習者とは長い付き合いだ。彼らは信教の自由を行使しただけで迫害される。中国政府は（学習者の）人数が多いため恐れている。彼らは自身の信仰を実践し表現しているだけだ。中国政府がこうした行動を取るのは、ますます多くの人が同じこと（法輪大法の修煉）をしているからだ。中共がこれらの人々を弾圧する時、我々は同等の力で圧力をかけ続けなければならない。彼らの権利、自由、尊厳を守るため声を上げる必要がある」と述べた。

　キム氏は「王旋さんや王珊珊さんの母親のような経験を、立法を通じてでも円卓会議を通じてでも、より多くの人に聞いてもらいたい。彼らの経験に耳を傾けることは極めて重要で、議会が注目していることを彼らに示し希望を与える。我々が多く聞けば聞くほど解決策を見つけ、相応の立法措置を取る可能性が高まる。我々はずっとそうしてきた」と語った。

　キム氏は「人権と自由に妥協の余地はない。これらは基本的価値観だ」と強調した。

米下院議員ヤング・キム氏らと交流する法輪功学習者

'图5：二零二五年十二月十日，法轮大法信息中心在美国国会主办人权展会，参观者在展位前了解真相。'

米国議会内で開かれた展示会で、来訪者は法輪功迫害について知る

　同日、米国家記者クラブで開かれた国際人権デー記者会見で、学習者の林暁旭さんが発言した。明慧ネットの情報によると、1999年以降7000万人以上の法輪功学習者が組織的弾圧を受け、迫害による死亡が確認された事例は5000件超、数十万人が拷問を受けた。「これらの数字は氷山の一角に過ぎない。中共は真相を必死に隠蔽している。26年が経過したが法輪功への迫害は今も続いている」

　林さんはまた、2019年に英国ジェフリー・ナイス卿が主宰した独立法廷で「中国共産党は現在も大規模な生体臓器摘出を行っており、年間数万人規模で法輪功学習者の被害が出ている」との結論を出したと指摘した。

　ナイス氏は元非常勤判事で、ハーグ国際法廷でセルビア前大統領ミロシェビッチの戦争犯罪裁判の検察官を務めた。

米国家記者クラブで開かれた国際人権デー記者会見で、法輪功学習者の林暁旭さんが発言

'图7：国际人权日主办者“为平等与自由负责”组织的创办人杰弗里·伊姆在国家记者俱乐部的新闻发布会上发言。'

国際人権デー主催者で「平等と自由への責任」（R.E.A.L.）創設者のジェフリー・イム氏

　国際人権デー主催者で「平等と自由への責任」（R.E.A.L.）創設者のジェフリー・イム氏は「2009年、在米中国大使館前で1989年の天安門広場大虐殺の犠牲者を追悼する活動に参加した際、大使館前で抗議する法輪功学習者に出会い、初めてこの迫害を知った」と述べた。

　イム氏は「長期にわたり（中共による法輪功への迫害）この問題は我々が直面する緊急課題だった。この問題を確実に伝えたい。法輪大法が受けている迫害を全世界に知らしめたい。中国の人権問題に関心を持つ人だけでなく、世界中の人権に関心を持つすべての人にこの迫害を知ってもらいたい」と語った。