文／中国の大法弟子

　【明慧日本2025年12月16日】ある派出所の警察が監視カメラから私を突き止め、私の家を違法に家宅捜索した後、私を派出所へ連行し拘束しました。

　派出所に着くと、警察はパソコンを開き、書類を印刷して机の上に置きました。それは「権利義務告知書」でした。これは私が求めたから出したもので、こちらから言わなければ彼らは自分から渡すことはありません。「権利義務告知書」を受け取った後、私は派出所の所長と警察官に警察手帳を提示するよう求め、更に彼らが言う邪教利用とされる私の行為の法的根拠を示すよう求めました。私は彼らに、公安部の2000年39号文書で発表された14種類の邪教の中に法輪功は含まれていないこと、また国家新聞出版総署の2011年50号令によって法輪功書籍の出版禁止がすでに廃止されていることを伝えました。

　所長と国保隊長は私に「あなたは法輪功を信仰しているのか。この写真はあなたか。この宣伝資料はあなたのものか」などと聞き、他にも色々質問してきましたが、私は全て「本件と関係ありませんので回答を拒否します」と言うか、沈黙を守り、彼らの罠には一切乗りませんでした。彼らは怒り狂い、私の両手を後ろ手にねじり上げて手錠をかけました。私は所長に「あなたは暴力的な違法取締りをしています。あなたの回避を求めます」と言いました。

　もし上記の質問に「はい」と答えてしまえば、彼らは迫害の証拠と称するものを手に入れ、事件記録を検察院へ送致します。裁判では、あなたがどのように弁護しても、裁判官は「610弁公室」に操られており、聞きいれません。

　私は彼らに「紅衛兵は毛沢東に従って造反しましたが、最後には用済みとして切り捨てられました。文化大革命が終わった後、北京の公安・検察・裁判所および軍官部門の800人余りの幹部が雲南の前線に連れ出され、秘密に銃殺され、罪をなすりつけられたのです。あなたたちは中共に利用されて善良な人々を迫害してはいけません。警察は本来、善良な人を守る立場にあります。どうか善良な人になって下さい」話しました。

　最後に、違法な取り調べの記録には「法律的根拠がなく、事実とも一致しない為、署名を拒否する」と書いておく必要があります。私は物品押収リストにも署名しませんでした。警察は「署名しなければ、後で返さないぞ」と脅しますが、実際のところ、署名しても返してくれるとは限らず、逆に彼らに迫害の口実を与えるだけです。

　彼らは私をあざけって「あなたは真・善・忍を説いているんじゃないのか。どうして認める勇気がないのか」と言いました。私は「憲法は信仰の自由を保障しています。私はなに一つ間違ったことはしていません。私が正しい行いをしているのは、真・善・忍を修めているからです」と答えました。私は彼らに大法に対して罪を犯させないようにしているのです。それはむしろ彼らへの慈悲なのです。

　私は、所長がドアの外で他のものにむかって「彼は口を開かない」と言っているのを聞きました。彼らは実質的な証拠を何も得られず、迫害を続けることが出来なくなったのです。