　文／中国の大法弟子

　【明慧日本2025年12月18日】

　慈悲深く偉大なる師父、こんにちは！

　尊敬する同修の皆さん、こんにちは！

　私は2006年から法輪大法を修煉し始めている女性弟子で、今年66歳です。退職前は教育関係の仕事をしていました。第22回明慧ネットの中国法会を前に、ここ数年、私の心をどう克服し、様々な形で人を救うことができたかについて、師父にご報告し、同修たちと分かち合いたいと思います。

　一、派出所から『轉法輪』を取り戻す

　2019年、私は警官に連行され家宅捜索を受けました。私は「邪悪な命令や要求、指示には絶対に従わない」と心に刻み、その日、身体検査の不合格を理由に帰宅しました。残念なことに慈悲心が足りず、あの警官たちに大法の真相を伝え救うことはできませんでした。あの連行事件の後、衝撃と共に私は目覚めました。それ以来、毎日午前中は必ず『轉法輪』を少なくとも三講学び、それは今も続いています。時間を惜しんで『洪吟』や『精進要旨』、師父が発表された新経文を暗記しています。毎日三つのことを急いでこなし、暇な時間はほとんどありません。娘は地方で働き、夫も他の地方で交代勤務のため、私の食事は簡素に、1日分の「疙瘩湯」（小麦粉で作る粒々の麺を入れた料理）を作ったり、饅頭と水で済ませたりしています。私は毎日、本当に忙しいのですが、幸せに過ごしています。

　ある日、法を暗誦していました。師父が「皆さんは、常人として百年千年来、骨の髄までしみ込むように形成された人間の理を変えなければ、人間としての表面の殻を取り除くことはできず、圓満成就できません」（『精進要旨』「警告の言葉」）と説かれました。

　私は、「潜在意識の中にまだ恐怖の物質が残っている。何を恐れているのか？　神が人を恐れることがあるだろうか？　恐れることこそが私の心ではないか？！　人の表面の殻を脱ぎ捨てることは、旧宇宙の「私」を脱ぎ捨てることであり、人という枠を超えなければ無私にはなれない」と内に向けて探しました。師父は私たちに無私無我、他者を優先する正覚を修めさせようとしています。私は師父に、弟子である私はこの殻である私の心を脱がせてくださるよう願いました。

　ある日、法を学んでいると「定」の状態に入り、何もかもが消え去り、法に溶け込んだのです！　驚きつつも、私はすぐに跪き、両手を合わせて、「師父、ありがとうございます！」と言い、涙が溢れました。「明日、派出所に行って大法の本を返してもらおう!」　私がよくできなかったせいで警官に害を与えてはいけない。全ては師父が決めてくださる。私は人を救う主人公なのだ」と悟りました。

　翌日、功を煉り終え、『轉法輪』を一講学び、一時間正念を発した後、派出所へ向かいました。二階の所長室に直行し、ノックして入室し、私は「所長、こんにちは！」と挨拶しました。所長は一瞬呆けた様子で「ご用件は？」と尋ねました。私は「大法の本を取りに来ました。あの宝の本をお預けするのは気がかりで、もし少しでも本に不敬な扱いをされたら、あなたが罪を背負うことになり、私は本当に申し訳なく思います！」と言いました。

　さらに私は所長に「あなたが所長になれたのは、ご先祖様の積んだ徳による福です。しかし今は非常時で命は尊いのです！　今後、この疫病より大きな災難が訪れるでしょう。あなたが手を挙げて宣誓し、中国共産党・共青団・少年先鋒隊に入った瞬間、赤い魔物があなたの命を縛り上げたのです」と彼の目をじっと見つめながら、重々しく話し、正念を発して彼の背後に潜む共産邪霊を断ち切りました。

　彼は一瞬ためらった後、笑いながら「本は副所長が持ってるよ。取りに行ってくれ」と言いました。私は優しく「某某（仮名）という名前で、人を害する共産党から脱退しませんか？」と言うと、彼は「よし！　本を取りに行け」と言いました。私は「所長、ありがとうございます！　危機の時には心から『法輪大法は素晴らしい。真・善・忍は素晴らしい』と唱えてください」と言いました。彼は「うん」と頷き、私は微笑みながらその場を離れました。

　次に副所長の部屋のドアをノックして入ると、机の上に大法の本が置かれていて、私を待っていました。私は急いでドアを閉め、「ありがとうございます！　あなたが大法を慈しむ一念があれば、幸せと平安が訪れますよ。明慧ネットをよく見て、正義の側に立つのですよ」と言うと、彼は「分かっている」と答えました。私は急いで「某某という名前で、あなたがかつて宣誓して入った共産党組織から脱退する手続きをしましょう」と言いながら、大法の本を受け取って、彼に「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』を覚えておいてください」と言いました。彼は嬉しそうに「わかりました！」と答えました。私は宝物のような本を抱えて派出所から出ました。

　後日、銀行でこの派出所所長に偶然に出会いました。彼が先に声をかけてきました。「お姉さん、本当に若く見えるね！」と言ったので、私は「所長、私を覚えているのですね！　お元気ですか？」と聞くと、「我々の仕事は国内安全保衛部門の指示によるものだ。いろいろ気をつけてください」と彼は言いました。私は「所長、ありがとうございます。あなたのように善良な方には必ず福報があります。どうかご無事とご多幸を祈ります！」と話し、彼は「ありがとう！」と答えしました。

　二、コミュニティ職員に大法の真実を伝える

　ある日、コミュニティの職員が私の夫に電話をかけ、私の代わりに署名するよう求めてきました。私が電話を受け取ると、厳しく「夫を煩わせないでください。自分のことは自分で決めます。直接お話ししたいのです」と言いました。コミュニティの書記は嬉しそうに「承知しました！」と言いました。私は「場所は私が決めます。ただ一つ条件があります。写真やビデオ撮影は禁止です。肖像権を侵害したら訴えます」と伝えました。書記は繰り返し「そんなことはしません、絶対に」と言いました。

　翌日、私はコミュニティの書記などの3人と面会しました。書記が3枚の紙を手にしていたので、私はそれを受け取って丸めました。彼女が話そうとした瞬間、私は「私の話を最後まで聞いてから、お話しください」と言い、そして、大法を修煉して得た恩恵について語り、「信じる者は恩恵を受け、大法を慈しむ者は福報を得るのです」と言いました。

　続けて私は、「皆さんの仕事の大変さは理解しています。私たちの師父は私たちに、良い人になり、他人のことを考えて行動するよう教えています。もし今日私が署名したら、それは人を害し、自分自身をも害することになります。考えてみてください。私は師父からこれほどの恩恵を受けているのに、どうして師父を裏切るのですか？　そんな私が人間でしょうか！　人間は、『一滴の水のような恩にも、湧き出る泉のような大きさでこれに報いるべし』（人に助けられたらその恩を忘れず、加倍して恩返しをするべきだ）と言うことわざがあります。私は署名できるでしょうか？　それに、私がこの署名をすれば、あなた方にとって重大な犯罪になります。中国にどれほどの冤罪事件があるかご存知でしょう。真実が明らかになった時、あなた方は犯罪の証拠を残すことになります。身代わりになるのです。そんなあなた方に害を与えることはできません」と話しました。コミュニティの書記は真剣に聞いていました。

　私は心を込めて、「皆さん！　命は尊いものです。今後、疫病よりも恐ろしい災難が訪れるでしょう。あなたたちは皆、家族の宝物です。あなたたち自身にも大切な家族がいて、温かい家庭があります。平安と健康こそが私たちに最も必要なものなのです！」と言いました。コミュニティ書記は立ち上がり、私の手から3枚の紙を受け取り、「しっかり修煉を続けてください。私も退職したら一緒に修煉しますから」と言いました。

　私はコミュニティ書記に、「『幸福』という仮名で共産党を脱退しましょう」と言い、さらに他の2人を指さし、この子は『ハッピー』、あの子は『快楽』と名付けてあげます。青年団員を脱退すれば、私も安心できますよ」と言いました。2人は嬉しそうにうなずいて承諾しました。私は彼女たちに「『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』という命を守る心からの九文字を心に刻んでください」と言いました。私たちは和やかな雰囲気の中で別れました。その後、彼女たちは今日まで一度も私を訪ねてきたことはありません。

　三、担当警官に真実を伝える

　私が他の地方の娘の家にいた時、地域の担当警官から電話がありましたが、受けられなかったため、折り返ししました。電話で「私は数日以内に戻るので、その時に会います」と伝えました。警官は「新しく配属された担当警官です。お会いしたいと思って」と言いました。私は「戻ってから話しましょう」と言いました。

　家に帰った後、担当警官に帰ったことを伝え、真剣な口調で「会う時に私の肖像権を侵害しないでください」と言いました。彼は承諾しました。小区の外で待ち合わせ、彼は自己紹介の後、「何か困っていることは？　何でも解決しますよ」と言いました。私は「ありがとう！　困っていることは何もありません。師父が私に健康な体を与えてくださったので、今はただ師父の教えに従い人を救っています。今日こうして会えたのは縁です。命に関わることを伝えたいのです。なぜ今これほど多くの天災が起こり、なぜこれほど深刻な疫病が蔓延しているのでしょうか？　そして、今後さらに大きな災難をどう回避できるのでしょうか？　それは、あなたがかつて加入した中国共産党、共青団、少年先鋒隊の組織から脱退し、あなたが立てた毒のある誓いを無効にすることです。そうしてこそ、美しい未来が待っているのです」と話しました。彼は「脱退はできるけど…」と言いました。

　しかし、彼はまた「でも、私の仕事に少し協力してくれますか？　署名してください。家に帰ったら、署名は無効だと宣言すればいいんです」と話し、私は笑いながら、「何に署名するのです？　何を宣言するのですか？　これは人を騙すことではないのでしょうか？　共産党は人を騙すことしかできません。私は真・善・忍を修めているので、真実を語り、真実の行いをし、ましてや私たちの師父を裏切ることはできません！　この署名は絶対にできないし、あなたも他の人に署名させてはいけません。その罪は償いきれないからです。大法の師父は慈悲深く、全ての人を救います。毒のある誓いを解き、心から中共組織を脱退することこそが肝心なのです。神は人の心を見るのですから」と言いました。彼は「仕事があるから脱退できません」と言うと、私は「神仏は心を見ます。心の中で脱退すれば十分で、仕事とは関係ありません」と言いました。彼は「私は幹部への昇進を狙っているのです」と言い、私は「よく考えてみて、命と出世、どちらが大切なんですか？」と問いかけました。

　私は気持ちを落ち着かせ、優しい口調で「今日脱退しなくても構いません。もう一度よく考えてみてください。脱退したいと思ったら私に連絡してください。そうでなければもう私に連絡しないでください。これはあなたのためを思ってのことです。あなたの命と未来を考えてのことです！」と話しました。彼は考え込んで「わかりました」と言いました。私は「どうか一日も早く素晴らしい未来を選んでほしいです」と言いました。

　四、小学校の同窓生による卒業50周年記念会を主催

　私の故郷は田舎で、小学校の同級生に会う機会はほとんどありません。「どうすれば同級生を救えるだろうか？」と、集まりを開こうと思いました。数人の田舎の同級生に日時と場所を決めてもらい、近くの場所で集まるよう伝え、私が車で向かい、費用は私が負担すると伝えました。

　今回は田舎の山荘で記念会を開きました。当時の子供たち28人は今や老人となり、再会した同級生たちは感激のあまり涙を流しました。夫と私は早めに到着し、大法の真相資料や大法の真実が書かれたお守りカード、美しい包装袋を一人ずつ準備しました。

　食事の席では自由に語り合いました。私は師父の詩『佛の済度を待とう』『真相能く憂いを解く』（『洪吟三』）などを唱えて聞かせました。その後、私は「現在、道徳は著しく低下し、天災が頻発しています。疫病が収まっても、それ以上に恐ろしい災難が待ち受けています。私たちが赤い魔の印を消し、中共組織から脱退し、『法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい』と誠心誠意に唱えることで、凶事を吉事に変え、災いを福に転じることができるのです。同窓生とご家族の皆様が健康で、幸せに満ちた日々を送られますよう！」と伝えました。皆が熱烈な拍手を送ってくれました。

　何人かの同級生は修煉について多くの質問をし、また何人かの同級生は家族全員で三退をしたいと言いました。最後に私は同級生たちに「赤い魔の印を消すことは非常に厳粛なことで、本人の同意が必須です。家族や親戚、友人に脱退を勧めることはできますが、必ず本人が同意しなければなりません。もし家族が同意したら、大法弟子を見つけて名前（本名、偽名、仮名いずれも可）を渡して脱退の手続きをしてもらうのがより良いのです。見つからない場合は、名前を紙幣に書いて使えば効果があります。あるいは後で機会があれば私に名前を伝えてください」と伝えました。そして、「法輪大法は素晴らしい、真・善・忍は素晴らしい」を覚えてもらうようにと伝えました。和やかで幸せな雰囲気に包まれ、名残惜しい気持ちのまま集会は幕を閉じました。

　五、積極的に様々な活動に参加し、多様な方法で人を救う

　定年退職前は、心に恐れという物質があったため、勤めていたときに多くの縁ある人々が救われる機会を逃してしまいました。退職後、深く法を学ぶと共に、今や理性的に大法を理解できるようになりました。師父の言うことに従い、誓約を果たし、使命を完遂しなければなりません。そのため、同僚、同級生、夫の戦友などの子供さんの結婚披露宴には全て出席し、ただ人を救うためだけにしました。

　ある時、同僚の子供の結婚披露宴で、私は出席した元同僚全員に大法の真相を伝え、中国共産党の党・共青団・少年先鋒隊からの脱退を手助けしました。彼らは私の身体と精神状態の変化を目の当たりにし、大法を深く認め、「法輪大法は素晴らしい。真・善・忍は素晴らしい」を覚えるようにしました。

　かつての上司の1人は、中国共産党の嘘に深く毒害され、「三退」を拒んでいました。私が「天安門焼身自殺事件」は中共の捏造だと伝えると、彼は目を丸くして「ありえない！」と言いました。私は微笑みながら「私も最初は騙しだとは信じられませんでした。USBメモリを渡しますので、ご覧になってください」と伝えました。彼はそれを受け取りながら「脱党についてはよく考えなければ」と言いました。後日、彼から用事があるとの電話がありました。会った後、彼は喜んで脱党に同意し、さらに法輪大法の真相資料を見たいと言いました。私は真相資料と『共産党についての九つの論評』を渡して、「法輪大法は素晴らしい。真・善・忍は素晴らしい」と心から唱え、健康で平常心を保つように伝えました。彼は嬉しそうに立ち去りました。私は彼の背中を見ながら、生命が本当に救われるのは難しいのだと感慨深く思いました。

　またある時、夫の戦友たちが集まり、食事の後、皆が歌を歌い、私も歌うように言われました。私は「大法の師父の詩を皆さんに捧げます。皆様に素晴らしい未来がありますように！」と言い、『洪吟三』の「縁を話す」を朗誦しました。彼らは拍手を送ってくれました。この機会を利用して、1人ひとりに大法の真実を伝えました。和やかな雰囲気の中、20人以上の戦友とその家族の一部が中国共産党・共青団・少年先鋒隊から脱退しました。私は彼らに大法の真実を記したお守りカードを渡しました。後に、何人かが福報を得たと聞きました。

　夫と私は大法の真相を理解していない親族、同級生、戦友、友人をリストアップしました。住む場所が離れているため、機会を見つけて食事に誘い、大法の真相を伝え、三退の手続きをしてあげています。公園やバス停、いつでもどこでも縁ある人に出会えば、それは真相を伝える機会です。これらは全て師父が世の人を救うために用意した機会であり、私は救いの機縁を一つ一つ大切にしなければなりません。

　弟子の私は知っています。今のこの一瞬一瞬は、師父が大きな苦しみを引き受けて延ばしてくださった時間です。この千金にも万金にも値する貴重な時間の中で、弟子は大いなる慈悲の心を修め、より多くの人々を救わなければなりません。

　もし法に合わない点がありましたら、同修の皆様、慈悲をもってご指摘ください。

　（明慧ネット第二十二回中国法会原稿）