　文／中国の大法弟子　浄新

　【明慧日本2025年12月18日】

　一、大法は私の運命を変えた

　私は今年40歳で、1996年に両親が法を得ると私も修煉の道を歩み始めました。私は子供のころよく頭痛に悩まされ、しょっちゅうお医者さんに通っていました。1998年、中学校1年生のある時、ひどい頭痛と高熱に見舞われ、学校を2週間休みました。熱で意識が朦朧としていた私に、母は法を読み聞かせてくれました。それ以来、頭痛が無くなり、病気にもなったことが無く、薬を飲んだこともありません。

　1999年、首謀者である江沢民は法輪功への迫害を開始しました。私の両親は法を実証し真相を伝えたため不当な迫害を受けました。中学校時代の長い間、両親は連行され、洗脳班に監禁されていたため、私の成績は急落しました。さらに、中学校1年生のころ、隣の席の同級生が授業中に様々な漫画や武侠小説を持ち込むようになり、中学校の3年間の殆どの時間は小説を借りて読むようになりました。中学校3年生になると、授業中ずっと机にうつむいて小説を読んでいたので、ひどい猫背になってしまいました。

　中学校3年生の卒業テストは、私の成績は地域全体で最低でした。その時、両親は既に解放されて家に戻っていたのですが、私の勉強に気を配り始めたのですが、既に手遅れでした。当時の担任の先生は、私は高校に進学できるチャンスはなく、「1年留年して頑張れば、一番良くて専門高校には入学できるだろう」と断定しました。

　中学校3年生を卒業した夏休みのある日に、私は自分で『轉法輪』を読み始めました。それは、初めて夢中になり、夕方から読み始め、一晩中寝ずに読み続け、翌日には全部読み終えました。私は「この本は本当に素晴らしい！」と思いました。

　私の猫背は奇跡的に治っており、その日から私は大法の修煉を始めました。

　夏休みの間、母も私が高校に進学できる可能性は低いと感じ、私に勉強を強要するのをやめました。そのため、夏休みの期間中はずっと大法を学び、学校の勉強はしませんでした。

　ところが、その後の留年クラスでは自分が授業に完全についていくことができ、過去3年間学んでいなかったものがまるで全て頭の中にあることに気づきました。授業が始まって1カ月後の月次テストでは、私の各科目は殆どクラスのトップレベルでした。担任の先生は、私が高校入試中に思い通り発揮できなくて留年したのだと思っていました。母が先生に法輪大法の真相を伝えた時、先生は私が「かつてそんなに勉強ができなかったとは信じられない」といいました。1年後、私は願い通りの県立高校のエリートクラスに入学し、その後は無事に大学に進学しました。この瞬間から私の人生は変えられていたのです。

　二、理性的に心を修める過程

　大学卒業後、最初の数年間は故郷で仕事をしました。当時は、心性を高め修煉するということについてあまり認識していませんでしたが、その後のあるチャンスで、私は故郷を離れ、一人でM市で仕事をすることになりました。幼いころから母に細かいところまで見守られていたため、自分の意見をあまり持てなくなっていました。今回、外で仕事を探すことになり、私は一人で生活の様々な挑戦に立ち向かうことになり、心性を高め、真に修煉することになりました。

　1. 名声に執着する心

　私は子供のころから面子に非常に拘っていました。中学生のころ、私は1回学校で間違ったことを言っただけで、家に帰ってから夜も眠れず、顔が真っ赤になったと感じ、まるで皆に非難されていると感じたことがありました。

　M市では国営の企業に入りました。私たちは代理の業務を行っていて、お客様に言わせると私たちは一つ下のレベルの立場でした。数年前、私はあるお客様の主管者の仕事をするようになりました。彼は非常に短気で、話し方もきつく、仕事に対して特に厳しい人でした。彼に叱られないように、私は常に自分でどのように仕事を進めるかを考えており、彼には直接質問しないようにしていました。このようにした結果、私の仕事の難易度はとても高くなり、彼の仕事はしたくないと思った時期もありました。

　このような状況が約1年間続いた後、私はこういう状況は良くないと気づきました。それは、ある時は叱られることを避けるために嘘をつくようになったからです。

　私は内に向けて探し始め、自分のこの状態は正しくないと感じました。私は、何故主管者と連絡を取るのを躊躇するのか、嘘までついて、相手に叱られるのが怖くなるのかを考え始めました。

　原因は、不快な言葉を聞きたくなかったからでした。叱られたら面目を失うし、他の同僚に臆病者だと思われたくないためです。ある時、自分の原因で問題が発生した時、最初に浮かんだことは、言い訳を探し弁明し、さらに嘘までついて自分の間違いを隠そうとしました。これは相手に叱られることを避け、自分の面目を失うことを避けたいためでした。

　執着心というのは、名声を求める心で、面目を拘る心であることは見つかったのですが、どのように取り除くべきなのか？　私は修煉者なので、最初は真であるべきで噓をついてはいけないと思いました。「まずは本当のことを話すべきだ」と思いました。しかし、これはとても難しかったのです。何故なら、このように自分の過ちを素直に認めてしまうと、「相手はきっと私を叱責する！」と感じていたためです。

　私は修煉者として、「人に言われるのを怖がる心、名声を求める心を取り除くべきだ」と思いました。これらは自分ではなく、後からできた観念です。

　私は誓いました。「普段から、心から継続的にそれらを排斥する！」と。それ以来、毎回過ちを犯しても嘘をつかなくなり、自分の過ちに対しても絶対に弁明しようとはしませんでした。私は、自分がいつも口にしていた「当時はどういう状況だったのか」、「何が原因だったのか」などの言い回しをやめ、最初から「私が間違っていました」と言い、途中にどの言葉も追加せずに、自分の過ちを簡潔且つ明確に話すようにしました。

　このようにしないと自分の弁明にもなってしまうからです。初めて自分ができた時、今でも鮮明に覚えています。その時は、決まった時間に主管者に報告することを忘れていました。主管者から電話が掛かってきて、とても怒っているように聞こえました。私は歯を食いしばって「私が間違っていました。これは私の見落としでした。伝え忘れていました」と言いました。このように簡潔に返事をした後、私は穏やかな心で彼の叱責を待ちました。彼は唖然としたようで、少し止まっていたのですが「次回は気をつけて」と言って電話を切りました。

　私はようやくこの関を乗り越え、その後も何度も修めました。ある時、主管者自身が過ちを犯した時にも、電話をかけてきて私を叱責しました。私は我慢し、これを向上のチャンスだと捉えました。

　後日、上司は自分の過ちに気づき、柔らかい口調で謝ってくれました。それからは、今でもこの主管者は私のことをとても信頼してくれています。

　2、利益を求める心

　私はM市に来る前は、収入が非常に少なく、実家暮らしだったため出費も殆ど無かったので、一時的に自分は利益を求める心はほぼ無いと思っていました。M市で仕事を始めてから、そうではないことに気づきました。

　多くの場合、自分の利益が絡むと心は穏やかになれませんでした。よくあることですが、我が社では経費報告書は各自で作成することになっており、ある同僚は数十元の経費を多めに申告していました。すぐに利益に対し敏感になり、限度額を超えてはいけないと分かっていても、自分に対して言い訳を探していました。例えば、仕事をする時、シェアリング自転車を利用するのですが、費用は自分で支払いますので、自分が多めに申告したのはこの部分のお金なので、まるで間違っていないように見えました。

　ある時、再度経費報告書を提出する際、私はよく考えて、これは真剣に対処しないといけないと思いました。受け取るべきでないものを受け取るのは、修煉者の行為だと言えるのか？　そこで、私は利益を求める心を本当に取り除かなければならないと考えました。そして、この利益を求める心を継続的に排斥し始めました。ある時経費報告書を提出する際には、歯を食いしばって少なめに報告し、受け取るべきでないものを確実に受け取らないようにし、グレーゾーンがないようにしました。こうして、私は少しずつ利益を求める心を取り除きました。現在は、利益に関わることになると、基本的にまず他の人のことを考え、自分が得るかどうかにについては執着しませんでした。

　3、怨恨の心

　2年前、私は各お客様の主管者と良好な関係を築いていました。また、仕事も真面目で細心の注意を払っていたため、上司からの私の仕事量は大幅に増加されました。それで、私は徐々に怨恨の心が芽生え始め、会社と上司に対し怨恨心を抱きました。仕事がちゃんとできているからといって、人をこき使うべきではないと思っていました。私はこのような考え方は、間違っていると自覚してはいたのですが…。

　しかし、私はなかなか怒りを抑えられませんでした。残業はしなくなり、無責任な行動が出始めました。ちょうどそのころ、私の大きなプロジェクトでクレームが発生し、お客様と会社の間で対立が起こりました。私は対処する時、深い怨恨心を抱いていたので、この問題が発生した時、会社が私の仕事量を考慮していないのが原因で仕事の過ちを犯したのだと思いました。そのことで、適切に対処できず、一時的に会社の事業を危うくし、この主要のお客様を失う寸前まで追い込まれたのです。

　ある日、私は自分自身を修煉者として認識し始め、内に向けて探し始めました。しかし、私は怨恨心のままの状態で、自分の過ちをなかなか受け入れることができませんでした。そして、自分が怨恨心を取り除いていないのが原因で、会社に支障をきたし、ある部門の全員が仕事を失う寸前まで追い込まれていることに気づいた時、私はこの怨恨心を取り除くことを強く決意し始めました。

　私は心の中で継続的に怨恨心を排斥するとともに、修煉者が求められる基準に従い、恨まず、上司と会社の立場に立って物事を考えるように努めました。すると、ある解決方法を思いつき、上司に電話をかけ私の解決方法を説明しました。不思議なことに、上司も同じタイミングで私と同じ解決方法を思いついており、この解決策を採用することにしました。当初はせいぜいプレッシャーを軽減するだけで、お客様を留めることは既に難しいと思っていました。ところが、数日後、全てが穏やかで平和な状態になり、まるで過去半年の間、何事もなかったようになりました。その過程で、私の怨恨心も完全に取り除けたのです。