文／イギリス在住の大法弟子

　【明慧日本2025年12月22日】現在、いくつかの国における神韻のプロモーションは、すでに非常に重要な段階に入っており、各種の活動も盛んに展開されています。各種メディア広告や専門チームの参画が主な柱となっており、同時に、一部の同修はショッピングモールでの宣伝やチラシ配布などに積極的に参加し、必要な補完的役割を果たしています。

　私は次のように考えています。大法弟子が参画する主な意義は、プロモーションの過程における正念の場を強化することにあります。神韻は単なるハイレベルの舞台芸術公演だけではなく、舞台芸術という形式を通して放たれる強大な正のエネルギーによって衆生を救い済度する過程でもあります。この唯一無二の公演においては、別の空間で正邪のせめぎ合いが起きており、大法弟子の参画と正念は、妨害を企てるさまざまな邪悪な要素を力強く抑制するのです。

　最近、私の住んでいる都市では、チケットの売れ行きが予想以上に伸びていないように感じられ、何か突破すべき点があるように思えました。そこで、同修の皆さんと自分の体験と理解を分かち合いたいと思います。

　一．三つのことをしっかり行うという根本に立ち返る

　私たちは法から、法を正す時期の大法弟子は着実に三つのこと、法をよく学ぶこと、真相を伝えること、正念を発することを行うべきであると知っています。したがって、神韻の宣伝を含め、問題に直面したときには、この三つの面から内に向けて探し、どこがまだ十分にできていないのかを点検する必要があります。

　１．法をよく学ぶこと

　法から分かるように、良好な修煉状態を保つためには、学法を堅持し、本当に法をよく学ぶこと以外に道はありません。それによってこそ、安定した修煉状態を保ち、神韻プロジェクトにおいて正しく歩み、正しく行うことができます。

　２．真相をはっきり伝えること

　積極的にプロモーションに参加することです。主流メディア広告であれ、チラシ配布やショッピングモールでの宣伝であれ、いずれも真相を伝え、人を救い済度する具体的な表れです。修煉者の心が法の中にあれば、どのような形式の参加であっても、必ず作用を発揮します。

　３．正念を発すること

　神韻は、師父が自ら率いて行われている最も重要な人を救うプロジェクトであり、別の空間における正邪の大戦と対応しています。大法弟子の正念が強ければ、旧勢力や邪霊・悪鬼の妨害を効果的に一掃し、神韻宣伝のための良好な全体環境を築くことができます。

　二．心を浄める重要性　表面的な数量に執着しないこと

　最近の宣伝活動において、同修のいくつかの体験談から、共通する点に気づきました。それは、私たちが時として無意識のうちに「どれだけやったか」ということに目を向けてしまうことです。

　たとえば、今日は何通のメールを送ったのか、何枚のチラシを配ったのか、何枚のチケットが売れたのか、といったことです。表面的には仕事に責任を持つ姿勢のように見えますが、数字に過度にこだわると、求める心や互いに張り合う心が生じやすくなり、行動の心の状態が純粋でなくなり、結果として宣伝の効果にも影響を及ぼす可能性があります。

　師父は次のように説かれています。「皆さんが純粋で浄らかな心の状態の下で行なうことこそ、最も良いことで、最も神聖なのです」（『精進要旨』「再認識」）

　私たちが物事を行う際の基点は、常に「人を救うこと」であるべきであり、「任務を完了すること」や「結果を追い求めること」であってはなりません。基点がずれてしまえば、物事はうまく進みません。したがって、どのような宣伝形式においても、自分にこう言い聞かせることができます。「私はすべて、師父に手伝って人を救うために行っているのだ」と、このような心の状態を保つことで、正念はより強く、より純粋になり、全体の宣伝効果も自然と改善されていくでしょう。

　三．旧勢力の妨害に対する認識　旧勢力を全面的に否定する

　神韻を宣伝する過程において、別の空間からの旧勢力の妨害が時折現れることを、私たちは目にしてきました。しかし、心の中ではっきりと認識しなければならないのは、「旧勢力を認めてはならない」ということです。

　もし妨害のために、知らず知らずのうちに「妨害に対応するために変えなければならない」と考えてしまうなら、それは実際には旧勢力の按排を認めていることになります。これは、妨害の現象を見て見ぬふりをするという意味ではありません。妨害を、法を正す修煉の中で師父の要求に照らして自分を正すための注意喚起として捉えるのです。

　師父が旧勢力をお認めにならない以上、私たちも認めてはなりません。心性を高め、不足を探すのは、師が法を正すことを手伝い、誓約を果たし、衆生を救い済度するためであって、旧勢力の妨害があるからではありません。ここにこそ、師父が按排された法を正す道を歩むのか、それとも旧勢力が按排した道を歩むのかという根本的な違いがあります。基点が正しければ、旧勢力の妨害は自然と入り込む余地を失いますが、基点が正しくなければ、旧勢力に隙を与えてしまいます。

　結び

　神韻の宣伝は、地域の学習者にとって修煉状態を測る大きな試金石です。大法弟子が神韻をどれほど重視しているか、全体としてどれほど協調できているか、そしてどれほど強い正念の場を形成できているかが、各地における神韻の人を救う効果に影響を与えます。私たち一人ひとりが、より多く法を学び、発正念を重視し、純粋な心の状態を保ち、法を正す基点に立って師父に手伝って人を救うことができれば、神韻の宣伝は必ず成功すると信じています。

　師父は次のように教えてくださっています。「弟子正念足りれば師は回天の力有り」（『洪吟二』「師徒の恩」）

　師父は常に大法弟子をお見守りになり、いつでも私たちの正しい念と正しい行動を加持してくださっています。ですから、妨害に遭遇したときこそ、いっそう正しい信念を保たなければなりません。

　以上は、私個人のわずかな体験です。不適切な点がありましたら、どうか同修の皆さまの慈悲なご指摘をお願いいたします。