　【明慧日本2025年12月22日】黒竜江省大慶市肇州県在住の73歳の法輪功学習者・宋瑞香さんは、今年9月8日に連行され、大慶市第二留置場に拘禁され迫害を受け、血圧は200mmHgに達し、重度の肺気腫症状が現れ、生活が自力ではできない状態に追い込まれた。今年11月14日、宋さんへのでっち上げ案件が讓胡路裁判所に送られた。

　法輪功を修煉する前、宋さんは腰椎椎間板ヘルニアが三カ所、胃病、子宮筋腫などを患い、長年治療しても治らなかった。1998年に大法の修煉を始めて間もなく、全ての病気が消え、健康を取り戻した。しかし宋さんと家族は「真・善・忍」を信じ続けたため、20年以上にわたり中共の迫害を受け、夫と弟は迫害の中で命を落とした。

　今年9月8日午前、宋さんは肇源県薄荷台郷の市場で人々に法輪功迫害の真相を伝えていた際、真相を知らない人に通報され、肇源県の警官に連行され、大慶第二留置場へ不当に拘禁された。公安局は宋さんを陥れ、今年9月28日、讓胡路検察庁が宋さんに対する不当に逮捕を決定した。

　今年10月中旬、弁護士が留置場で宋さんと面会した時、宋さんはすでに迫害により血圧は200mmHgを超え、重度の肺気腫、呼吸困難、歩行不能となり、車椅子を使用していた。それでも中共司法機関は迫害を続けた。

　今年11月14日、宋さんを陥れるためのいわゆる「案件資料」が讓胡路裁判所に送られた。

　宋瑞香さんが受けた中共による迫害の概要

　1999年7月20日、中共は江沢民と結託し、法輪功に対する残酷な迫害を狂ったように開始した。

　宋瑞香さんは何度も連行・拘禁され、不当に労働教養を科された期間には、吊り上げられ、電気棒による電撃などの拷問を受けた。

吊り上げられるという拷問

　宋さんの夫・馬喜成さん、弟・宋瑞義さんは、信仰を守ったため何度も中共に連行・拘禁・暴行・労教・拷問などの迫害を受けた。馬喜成さんは2008年12月14日に冤死、享年58歳。宋瑞義さんは2002年11月3日に冤死、享年48歳。

　2000年1月、宋瑞香さんは北京へ陳情したため連行され、依蘭県留置場に5カ月不当に拘禁された。その間、強制的に外で寒風にさらされ、過酷な長時間の奴隷労働を強いられ、1500元（約3万円）をゆすり取られた後にようやく帰宅を許された。

　2000年の大晦日、宋瑞香さんは再び依蘭県留置場に連行された。宋さんは迫害に抗議して断食したため、刑務官により暴力的な強制灌食を受け、濃い塩水4本を胃に注ぎ込まれた。胃の焼けるような痛みで地面を転げ回り、その後、吐血して食事が取れなくなった。
断食9日目には危篤状態となり、ようやく家に戻された。

　2000年10月、宋瑞香さんは連行され、再び留置場に不当に拘禁された。

　2001年9月、宋瑞香さんと夫の馬喜成さんは、横断幕を掲げたことで悪意の通報を受け、依蘭留置場に連行された。半月後、彼らは不当に労教2年を科され、宋瑞香さんはハルビン市万家労教所に、馬喜成さんは長林労教所に送られ迫害を受けた。

　万家労教所は宋瑞香さんに「転向」を強要し、拷問を加えた。
吊り上げられ、電気棒による全身への電撃を受け、膝や髪は焼け焦げ、両腕は2カ月以上上がらなくなった。

　2006年7月5日、宋瑞香さんは夫と共に真相資料を配布したことで連行され、依蘭県留置場に拘禁された。宋瑞香さんは迫害に抗議して断食し、13日後には危篤状態となり、ようやく家に戻された。

　2013年5月14日の夜、宋瑞香さんは数人の同修と一緒に法輪功の書籍を読んでいたところ、大慶油田採油十工場の朝陽公安支局の楊明杰ら十数人の警官に連行された。

　警官の李岩松は手錠を極端に締めつけ、手首の肉に食い込むほどだった。その結果、宋瑞香さんは血圧が260まで上昇し、健康上基準に達していないため留置場に入所しなかった。しかし警官は強制的に宋さんを留置場へ押し込み、9日間不当に拘禁した。その後、居住監視下に置かれ家に戻された。

　現在、宋瑞香さんは大慶留置場での迫害により自力では生活ができない状態だったが、不当に拘禁され、公安局、検察庁、裁判所によるさらなる迫害に直面している。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）