　【明慧日本2025年12月22日】（吉林省／明慧記者）吉林省九台市の法輪功学習者（以下、学習者）であり、九台市上河湾鎮中央学校の教員である郭延祥さんは、2020年末に吉林省公主嶺刑務所に拘禁され、2度の「厳しい管理」と4度のスタンガンによる電気ショックなどの迫害を受けた。現在も全身に多数の瘢痕が残り、軽度の精神障害の後遺症と心疾患の発作を引き起こし、今なおも刑務所で強制洗脳を受けている。

　2021年初、隊長の陳曦が、郭さんをオフィスに呼び出し、2度にわたりスタンガンによる電気ショックを加えた。陳曦は唐辛子スプレーを噴射し、さらにタバコの火で郭さんの身体や足をやけどさせた。これによって、特に脚部に電気ショックの傷が残り、穿いていたズボンは穴だらけになった。

　2〜3月の「厳しく管理」期間、教導員の沈旭東が、郭さんと同じく厳しく管理化に置かれた学習者の王一恒さんに対し、それぞれ電気ショックによる拷問を行い、「五書」の署名を強要した。警官らが電気ショックを加えながら「お前らの業力を消してやっている、気持ちいいだろう、感謝すべきだ」などと言った。

拷問の再現：電気ショックによる拷問

　「厳しい管理」期間が終わって第9監区に戻った後、教導員の沈旭東は郭さんをオフィスに呼び出し、4回目の電気ショックを加えた。また、唐辛子スプレーを身体に噴きかけ、さらに傷口を手で揉ませたため、無数の瘢痕が残り、ズボンにも多くの穴ができた。この拷問が直接の引き金となり、郭さんは心臓発作を起こした。

　2回目の「厳しい管理」期間では、大隊長・王志強が部下に直接指示し、郭さんを眠らせず、食事の量を減らして飢えさせ、着用マスクに唐辛子スプレーを噴射して刺激するなどの虐待を行った。王志強はスタンガンを青い光を散らして作動させ、部下に郭さんを床に押さえつけさせ、手にペンを持たせて「五書」を強制的に書かせることを命じた。これら非人道的行為により、郭さんは精神障害の後遺症を発症した。

　2025年初、郭さんは刑務所の所長・劉岩に書面で経過を訴え説明を求めたが、一切の回答はなかった。

　吉林省公主嶺刑務所は公主嶺市区東郊工業大通り2289番地に位置している。明慧ネットの不完全な統計によると、少なくとも学習者の梁振興さん、馬占芳さん、蔡福臣さん、張輝さん、徐会建さん、王恩慧さん、楊宝森さん、劉慶田さん、白晶志さん、陳連東さん、周繼安さん、張子友さん、劉延竜さん、姜勇さん、姜嘯天さん、王立功さん、劉江さんなどが、同刑務所で迫害により死亡したことが判明した。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照