　【明慧日本2025年12月28日】（カナダ・トロント明慧記者の報道）カナダ・トロントの法輪大法弟子は12月20日、トロント市庁舎に集まり、師父に新年のご挨拶を申し上げ、新年のお祝いした。

　「陽春布德澤、万物生光輝（春の陽気は恵みを与えてくれ、春の訪れとともに. あらゆるものが生き生きとする）」。宇宙の法を正し、万象更新の時に際し、トロントの学習者は、師父が法理を世に伝え、人々が互いに敬い、愛し、助け合うことを学ばせてくださったことに感謝している。それによって学習者たちは貴重な精神的知恵を蓄え、その生命を輝かせることができている。

　ビデオ「トロントの法輪大法弟子が師父に新年をお祝い申し上げます！　法輪大法は素晴らしい！　真・善・忍は素晴らしい！」

トロントの学習者が師父に新年のお祝い申し上げます！　

　青年大法弟子、修煉して偽りから去り、率真を得る

師父に新年のお祝い申し上げる青年大法弟子のゲイリーさん

　アニメーションデザイナーであるゲイリーさんは、幼い頃から法輪大法に触れていたが、中国国内の無神論教育の影響を受け、なぜ修煉しなければならないのか理解できず、ただ本を読んだり動作を学んだりするだけだった。高校時代、ゲイリーさんは寄宿生活を送り、1日中クラスメートとだらだらと過ごし、ネットカフェでゲームに明け暮れ、人生はただ今の楽しみを追い求めるべきだと考えていた。

　2011年、ゲイリーさんは大学受験を控えた時期にカナダへ渡った。新年の期間中、一家で劇場へ足を運び、神韻芸術団の公演を鑑賞した。ゲイリーさんは神韻のダンサーの卓越した芸術表現に圧倒された。中華五千年の神伝文化や、現代の法輪功学習者が中国共産党による迫害を受けながらも信仰を堅持する場面を目の当たりにし、ゲイリーさんは深い感銘を受けた。「この公演によって、修煉に対する認識が全く新しくなりました」と語った。

　家族は続いてゲイリーさんを連れて、オタワのパーラメント・ヒルで開催された法輪大法デーの祝賀行事に参加した。ゲイリーさんは議事堂前の芝生に座り、周囲の法輪功学習者たちを観察していた。ゲイリーさんは「学習者が平和的な方法で迫害を阻止しようとしている姿や、国会議員たちが外に出てきて法輪功と信仰の自由を支持しているのを見て、敬服し、衝撃を受けました。それ以来、私は修煉の道に戻りました」と述べた。

　ゲイリーさんは幼い頃から胃病を患っており、頻繁に痛みで食事が喉を通らず、長年薬を飲んで和らげていた。不思議なことに、ゲイリーさんの慢性的な胃病は、修煉を始めてから二度と再発することはなかった。

　内向的な性格で、自分を表現することが苦手だったゲイリーさんは、クラスメートがそれぞれのデザイン理念や観点を自由に語り合うのを見て、真・善・忍の中の「真」について直観的な理解を得るようになり、クラスメートたちの自然な振る舞いや、率直に接し合う姿に感銘を受けるようになった。

　ゲイリーさんは次のように語っている。「私はいつも自分の本当の考えを閉じ込めてしまい、ありのままの自分でいる機会を失っていました。それ以来、私は自分を偽るのをやめ、勇気を持って自分の考えを分かち合い、人から理解されないことや、異なる意見を受け入れられるようになりました。他人が自分をどう見るかに執着するのではなく、どんな時でも自分の真実の考えを表現できるようになったのです。それができるようになると、私は一気に自信がつき、明るく朗らかになりました」

　卒業後、ゲイリーさんは妻と共に会社を立ち上げ、1年前には美しく可愛らしい娘を授かった。かつては目的もなく日々を過ごし、ただ享楽を求めていた少年は、人生の意味を見出したことで、今では前向きで活動的な青年へと成長した。

　最後に、ゲイリーさんは師父に新年のご挨拶を申し上げた。「師父の教えに感謝いたします。修煉の道において私を絶えず成長させ、返本帰真させてくださいました」

　3人家族のトラブルを乗り越え、睦まじく和やかに

師父に新年のお祝い申し上げる沐涔（ムーチェン）さん

　台湾出身の沐涔（ムーチェン）さんは高校生の頃、頻繁に頭痛やめまいの症状に襲われていた。それに伴い、視界が光の点に覆われて周囲の物を完全に見ることができなくなり、正常な学習や生活を送ることができなくなった。医師の診察では視神経に問題があると診断され、数年後には完全に失明すると告げられた。母親は沐涔さんを連れてあらゆる治療法を尋ね歩き、民間療法さえ試して毎日バナナの皮を食べさせたりもしたが、効果はなかったのである。

　沐涔さんが大学生の時、兄が『轉法輪』を読み、霧が晴れたように人生の究極の問いに対する答えを見出し、沐涔さんにも読むように勧めた。沐涔さんは『轉法輪』を読み終えた後、さらに神韻公演を鑑賞した。幕開けの銅鑼（どら）の音が響き渡ると、沐涔さんの心は激しく震えた。「その瞬間、無性に泣きたくなり、とても感動しました。まるで頭の中のスイッチが入れられたようでした。その後の演目を一つひとつ観るうちに、心の中で『これこそが私が探していたものだ』と確信しました」。沐涔さんは心の中で「私は修煉する！」と決意した。

　沐涔さんは続いて、大学の近くにある煉功拠点を見つけた。2カ月間の学法と煉功を経て、沐涔さんの身にいつの間にか変化が現れた。「ある日、突然気づいたのです。もう長い間頭痛が起きておらず、目も自然に良くなっていたのです」

　2019年、沐涔さんはカナダへ渡り、家庭を築いた。子供が生まれると、同じ修煉者である夫との幸せな日々は、昼夜を問わぬ育児と心身の消耗に取って代わられた。以前のように相手の話に耳を傾け、コミュニケーションを取る時間がなくなり、トラブルや口論が頻発し、収拾がつかない状態になっていた。

　ある時、夫と喧嘩をした後、沐涔さんは喉の渇きを感じた。夫が沐涔さんに一杯の水を手渡してくれたが、その水を飲んだ時、沐涔さんは熱さで火傷をしそうになった。その瞬間、沐涔さんは悟った。「夫はずっと彼なりのやり方で私に良くしてくれていたのに、私は自分が傷ついたと感じ、私の思い通りに動いてくれないと彼を責めていたことに、突然気づいたのです。これは師父が、修煉者の視点で問題を考え、夫の出発点を思いやり理解すべきだと啓示してくださったのだと感じました。非現実的な幻想や要求を相手に押し付けるべきではないのです。それ以来、私たちの関係は再び睦まじいものになりました」

　子供が日に日に成長し、1人で遊べるようになると、沐涔さんと夫はその傍らで煉功するようになった。すると、子供は驚くほど上手にその動作を真似るようになったのである。「音楽が鳴り響くと、あの子も動作を始めました。本当に『佛展千手法』の弥勒伸腰（みろくしんよう）の動作で、あまりに見事な真似方でした」

　新年の到来に際し、沐涔さんはこう述べている。「師父、私と夫、そして子供をずっと見守ってくださりありがとうございます。師父、本当にお疲れ様です！」

　義姉とのわだかまりを解き、和解する

師父に新年のお祝い申し上げるアンナさん

　子供の頃、アンナさんの身近には常に神仏を信じる人々がいた。その影響でアンナさんは神の存在を信じていたが、自分がどの神を信じるべきなのかは分からなかった。2011年、30歳になったアンナさんは、自分自身の信仰を見つけようと心に決めた。そう決心した直後、不思議な出来事が起こった。

　翌日、友人の娘さんの世話をしていた時のことである。その女の子が自分の玉佩（ぎょくはい）を掲げて「お守りが取れちゃった」とアンナさんに言った。アンナさんが確認すると、玉佩を吊るしていた紐の結び目はどこも壊れていないのに、玉佩だけが脱落していた。驚きながらよく見ると、その玉佩には「法輪大法は素晴らしい」と記されていた。

　2日後、アンナさんが再びその子の世話をしていた際、女の子はまたしても玉佩を掲げて、お守りが取れたと言った。見ると、紐はアンナさんの首にかかったままで、結び目も完璧な状態だったが、やはり玉佩だけが外れていた。日光の下で確認しても、玉佩には何の亀裂もなかった。不思議に思ったアンナさんが友人にそのことを伝えると、友人はアンナさんに法輪功を紹介し、『轉法輪』を一冊贈ってくれた。『轉法輪』を読み終えたアンナさんは、修煉することを決意した。

　それから間もなく、アンナさんの体に小さな湿疹ができ、時間が経っても消えないどころか、次第に大きく赤くなり、潰瘍のような兆候まで現れた。アンナさんが医師に原因を尋ねると、それは乾癬（かんせん）であり、根治は不可能で、毎月薬を飲んでコントロールするしかないと言われた。アンナさんが毎月いくらかかるのか尋ねると、数百ドルはかかるとのことだった。

　アンナさんは医師から渡された処方箋を持って外に出ると、心の中でこう思った。「私には師父が見守ってくださっているのに、なぜ毎月数百ドルもかけて薬を飲まなければならないのか？」。そこで、アンナさんは処方箋を丸めて傍らのゴミ箱に投げ捨て、それまで通りに生活を続け、そのことを気に留めることもしなかった。しばらくして、アンナさんがふと乾癬のことを思い出すと、体にあった湿疹はすっかり消えていた。アンナさんは「私には師父がおられる」という一念によって、師父が乾癬の症状を取り除いてくださったのだと悟った。

　師父が説かれた法理は、アンナさんが義姉との間に抱いていた隔たりを解消する助けにもなった。例えば、義姉は親に自分たちの家を買わせた一方で、アンナさんの一家のために親がお金を使うことは許せなかった。アンナさんは、義姉がひそかに自分を陥れていると感じ、周囲の人に義姉の振る舞いについて不平不満を漏らすのが常だった。

　しかし、師父が書かれた「利を為る者は、六親を識らず」という言葉を読んだとき、アンナさんは自分の利益を求める心が災いしているのだと気づいた。アンナさんは師父が『轉法輪』の中で説かれた「修煉者は自然に任せることを重んじるべきです。自分のものなら、無くなることはないし、自分のものでなければ無理に争っても得られません」という教えを思い出し、師父のお言葉に従おうと決意した。アンナさんはこう話している。「かつて深く感じていた恨みや悔しさは、それ以来、跡形もなく消え去りました」

　アンナさんが執着心を放下すると、心から義姉のためにプレゼントを贈ることさえできるようになった。義姉は顔をほころばせて喜び、アンナさんの心も晴れやかになり、2人の関係は睦まじいものへと変わった。

　新年を迎えるにあたり、アンナさんは次のように語った。「私の気質をますます穏やかで、親しみやすいものへと変えてくださった師父に感謝いたします。師父に新年のご挨拶を申し上げます。師父、どうぞ良いお年をお迎えください！」