　【明慧日本2025年12月29日】遼寧省黒山県在住の2人の女性法輪功学習者（以下、学習者）・張艶霞さん（50代）と徐月さんは、法輪功を学んでいることを理由に、最近、当局に懲役刑を宣告された。張さんは懲役5年、徐さんは懲役2年6カ月の判決を受けた。法輪功(ファールンゴン)は世界の人々に親しまれる精神修養法であるが、1999年以来、中国共産党によって迫害されている。

　事件の詳細

　2025年6月3日、遼寧省公安局の指示による警察の一斉捜査で、2人の女性は不当に連行された。2025年6月2日から3日の間に、錦州市とその傘下の各県で少なくとも36人の学習者（最高齢は88歳）が連行されたことが判明している。凌海市で14人、北鎮市で8人、義県で6人、黒山県で8人である。学習者のほとんどが自宅から連行されたという。

　張さんは午前9時頃、黒山警察の警官に連行され、プリンターと法輪功迫害に関する情報資料を押収された。

　徐さんはほぼ同時期に黒山警察の警官に連行され、パソコンなどの私物を押収された。

　張さんと徐さんは錦州市拘置所に拘留されていた。その後、黒山県裁判所は秘密裏に懲役刑を言い渡した。2人は2025年12月中旬に遼寧省女子刑務所に移送された。

　2人の女性が過去に受けた迫害

　張さんは1999年2月に法輪功の修煉を始めた。同年の7月に迫害が始まった後も、張さんは信念を貫き通し、2003年と2005年に黒山県国内安全保衛部門（法輪功迫害の実行機関）の職員に連行された。張さんは合計2カ月間拘禁され、2万6000元の罰金を科された。

　徐さんは2005年に法輪大法の修練を始めてから、数年にわたって苦しめられていた三叉神経痛が完全に消えた。2022年、徐さんは法輪功迫害の事実について人々に話していたとして通報され、連行され、1日間拘留された。

　（注：法輪功学習者を迫害している主要な責任者らの情報は、中国語のページを参照）