　【明慧日本2025年12月29日】2025年11月3日、安徽省淮南市の関係部門は、謝家集区望峰崗にある東華怡楽生態園で「転向班」を開設し、法輪功学習者（以下、学習者）を拘禁して迫害し、強制的に洗脳した。迫害に関与した主要な人物は、余松陽、王斌などである。淮南市の複数の学習者が、この洗脳班に連行されて迫害された。

　淮南市前鋒一区の学習者・葛雪梅さんは、10月に合肥で地元の警察から脅迫を受けた（家主に部屋を貸さないよう伝え、追い出すと）。嫁が出産直後で、赤ちゃんの世話をする人がいない状況であったため、葛さんは淮南に戻らざるを得なくなった。その後、地元の「法治弁公室」やコミュニティーの職員らから度々嫌がらせを受けた。2025年10月31日午前、葛さんは政法委員会、派出所、そしてコミュニティーの職員らによる訪問嫌がらせを受けた。彼らの一行は5、6人おり、動画を撮影するよう要求し、その内容として法輪功の創始者と法輪功を名指しで罵ることを求めた。さらに「動画を撮影しなければ洗脳班に入れられ、洗脳班で転向しなければ、次は拘留所、留置場に入れられる」と脅迫した。午後には、コミュニティーの曹主任（女性）が再び偽善的な態度で説得に訪れた。その後「洗脳班で転向しない場合、留置場でもだめなら、次にあなたの年金支給を停止する」と脅しをかけた。

　2025年11月3日、葛さんは国慶路派出所の職員に連行され、洗脳班で迫害された。このグループの者たちはパトカーに乗って現れ、非常に横柄であった。伝えられるところによると、淮南市国慶路派出所の所長は机を叩いて「共産党がお前たちに煉功するのを許さないのなら、煉功してはならない。国外で煉功できると言うのなら、国外へ行け！」と述べた。

　淮南市田家庵区の学習者・聶銀珍さんも洗脳班に連行された。聶さんにとって、3回目の洗脳班での不当な拘禁である。初めて洗脳班に連行された際、ドアを開けなかったため、中国共産党（以下、中共）の関係者らはドアを壊した。中共のいわゆる「法執行者」は、どんなことでも行い、どんなことでも口にする。「上層部」の何らかのノルマを達成するためなら、手段を選ばない。2025年6月16日、聶さん（かつて合肥労働教養所で半年以上にわたり手錠と足かせで吊るされ迫害されたことがある）は、2度目に洗脳班に連行された。

　大通区で出所したばかりの学習者・夏澤紅さん（61歳前後の女性は、元淮南潘二鉱の従業員）も洗脳班に連行された。夏さんは、2020年2月3日夜、待ち伏せしていた国内安全保衛部門の警察に連行され、でっち上げの罪を着せられ、不当に懲役5年を宣告された。

　伝えられるところによると、一部の学習者が地元にいない場合、彼らの子供たちも程度の差はあれ嫌がらせや脅威に晒されている。

　これは淮南市で2025年に開催された2度目の洗脳班である。今年の6月と7月に1度行われ、11月3日に再び2度目の洗脳班が始まった。情報によると、リストに載っている「転向」していない全ての学習者が洗脳班に連れて行かれる計画であり、省から転向を強いる迫害のいわゆる「専門家」を招いたとされている。転向しない場合は留置場に拘禁すると脅されている。