　【明慧日本2025年12月29日】（湖北省／明慧記者）このほど明らかになった情報によれば、湖北省黄石市の童菊銀さん（75）、李彩華さん、汪春紅さんなどの法輪功学習者は、2025年12月に大冶市裁判所により不当な判決を言い渡されていたことが分かった。現在判明しているのは、童さんが懲役8カ月の判決を受け、すでに拘禁されているという事実である。他の学習者の具体的状況については、現在不明である。

　童さんは、1996年に法輪功の修煉を始めてから、真・善・忍の基準に従って自らを律し、夫婦関係を改善し、近隣とのトラブルも解消した。さらに、20年以上患っていた重度の胃病、腰痛、五十肩などの持病が治り、それ以来、病気から解放された幸福を実感するようになった。

　1999年に中国共産党が法輪功への全面的な迫害を開始して以降、童さんは法輪功に対する信念を貫いたことを理由に、何度も連行され、拘束されてきた。

　1999年12月25日、童さんは羅田県の実家に帰った際、湖北省羅田県公安局により連行され、羅田県留置場に5日間拘束された。その間、警官は童さんの息子に対し、保証金として現金3,000元（約6万円）の支払いを強要し、息子がこれを支払うとようやく帰宅が許された。

　2002年6月、童さんが北京に住む娘を訪ねたところ、到着からわずか3日後、黄石市610弁公室、勝陽港街道弁事処、勝陽港派出所、黄石綿印染工場の関係者らが北京まで行き、童さんを黄石市へ連行した。童さんは2日間にわたり拷問を伴う取り調べを受け、その後、黄石市慶堂湾拘置所に移送され、4日間拘束された。この4日間の拘束中、拘置所は食費名目で現金380元を要求した。

　2005年7月7日、黄石港区勝陽港派出所の警官らは童さん宅に侵入し、家宅捜索を行った後、童さんを黄石市鐘楼住民委員会へ連行し、一晩中取り調べを行った。翌日、童さんは勝陽港派出所に拘束され、警官から24時間にわたり暴言、侮辱、殴打という虐待を受けた。

　2014年3月、童さんは北京で孫の世話をしていた際、再び警官に連行され、北京市豊台区楽各庄拘置所に28日間拘束された。

　2024年12月25日、童さんは李彩華さん、李萍さん、汪春紅さんたちとともに、黄石市大冶市殷祖鎮で市民に法輪功迫害の実態を伝えていたところ、大冶市劉仁八派出所の警官により連行され、大冶市拘留所に15日間拘留された。今年1月9日、李彩華さん、李萍さん、汪春紅さんは黄石市第一拘置所へ移送された。一方、童さんは身体検査の結果が基準に満たしていなかったため、「保証人を立てて尋問を待つ」という条件付きで保釈された。

　今年6月、大冶市公安局が上記の学習者たちを大冶市検察庁へ送致したことが判明した。

　12月4日、大冶市裁判所は李彩華さん、汪春紅さん、童さんに対し、判決書の受領および罰金の納付のため出廷するよう通知した。3人が裁判所に赴いたところ、警官は童さんを連行し、「（不足の）拘禁期間を補うために拘禁する必要がある」と告げた。現在確認されているのは、童さんが不当に懲役8カ月の判決を受けたという事実のみであり、他の学習者の具体的状況については不明である。