　【明慧日本2025年12月30日】中国における移植ツーリズムを考える会（SMGネットワーク）が主催する生体臓器収奪を明らかにするポスター展が、12月23日から25日まで、神奈川区民文化センター「かなっく」で開催された。同時に、ドキュメンタリー映画『ヒューマン・ハーベスト』も24日に神奈川公会堂で上映された。

　ポスター展と映画上映会の来場者は、中国共産党(以下、中共）による違法な生体臓器収奪と売買の真実を知り、無実の迫害を受けている法輪功学習者（以下、学習者）の経験に衝撃を受けた。逗子市議会議員の丸山治章氏は中共の卑劣な行いを非難し、学習者たちに希望を捨てずに頑張り続けるよう励ました。

ポスター展最終日の25日クリスマスに、多くの地元住民が会場に足を運んだ

　12月24日に神奈川公会堂で行われた『ヒューマン・ハーベスト』の上映会、当日はクリスマスイブで寒く雨が降っているにもかかわらず、近隣の住民が上映会に訪れた。逗子市議会議員の丸山治章氏が来場され、会場の雰囲気が一気に盛り上がった。

　逗子市議会議員『天網恢恢（てんもうかいかい）にして漏らさず』

逗子市議会議員・丸山治章氏

　逗子市議会議員の丸山氏は、上映会で「私が日本の皆さんに最も伝えたいことは、中国で起こっている生体臓器収奪の犯罪は、実は私たち日本人や全人類が共に解決しなければならない問題であるということです。平和は私たちの努力によって勝ち取られるものであり、皆さんが具体的な行動を取ることを望んでいます」と述べた。丸山氏は学習者たちを励まし、「中国の法輪功学習者たちは厳しい状況に置かれていますが、中国の古いことわざにあるように『天網恢恢、疏而不漏』（※悪い事をすれば、報いを受けて必ず罰せられる）学習者たちが希望を失わず、がんばり続けることを願っています」と付け加えた。

　上映後の質問コーナーでは、40代の男性が「信じられない、言葉では言い表せない」と述べ、50代の女性は「法輪功の人たちは皆健康だと感じるので、中共が彼らの臓器を欲しがるのだと思います」と話しました。観客は中共の悪に対し、怒りの気持ちを抱いていた。

　反生体臓器収奪強く真実を伝える

　今回展示されたポスター作品は、「生体臓器収奪の制止せよ」をテーマにした国際ポスターコンクールからのもので、金賞、銀賞、銅賞の受賞作品や入選作品が含まれている。これらの作品は観る人に深い印象を与え、強いメッセージを伝えた。観客の中には涙を流す人もいた。彼らはチラシやソーシャルメディアで情報を得て来場した人もいれば、臓器収奪をテーマにしたポスター展があることを以前から知っていが、来られず今回ようやく見に来た人もいた。

大曾根さんは作品を見て思わず涙を流した

　大曾根さんはソーシャルメディアで情報を得た後、遠方から作品展を見に来た。作品を観ながら涙が溢れ「臓器に値札が付けられているなんて、被害者があまりにも可哀想です」と語った。　

東京の大学生の鶴岡さん

　テレビで臓器収奪について知った鶴岡さんは、19歳の東京の大学生。真実を確かめるために会場に足を運んだ。彼は「ここに来たのは、こんな残酷なことが本当に起こっているのか確認したかったからです。ポスター展を観て実感しました」と語った。

デザイナーの桑田さん

　デザイナーの桑田さんは「デザインの仕事をしているので、反臓器収奪のポスター展のことは以前から知っていました。ずっと来たいと思っていて、今日やっと来れました。臓器収奪という残酷な行為が実際に行われているのに、日本の主流メディアがそれを報道しないのはおかしい」と述べた。

友人と一緒に来た二人の女性

　「中共が行っている残忍な行為（生体臓器収奪）は、以前からSNSで知っていましたし、街頭で真実を伝えている法輪功の学習者を応援しています。私たちの仲間は皆んなで、中共の残虐な行為を止める方法を考えなければならないと思っています」と述べた。